こんにちは!
ついに1年に1記事更新しかしなくなりつつある、9課代表の abenger です。さすがにやば………
さて、例によって筆が遅く(昨年と全く同じパターン)既に4ヶ月以上過ぎてますが、2023年7月7日にて株式会社9課は ㊗️ 創業8周年目 を迎えました!!🎊🥳🍾
今年はいつもの男性陣が骨折だのなんだので来れず、主に女子ばかりの宴となりましたが、やはり例によって部外者が半分以上を占める9課イベント。
(最近気付いたのだが、どうも『部外者ほど写真撮影時に前面に出る法則』がある模様)
いつも通り部外者による部外者のための自己紹介に、部外者の今年辛かった話や未来の抱負など部外者プレゼンで盛り上がり、最後は9課を登記場所にする部外者が買ってきてくれた特大アンリ・シャルパンティエ(HENRI CHARPENTIER)のケーキをヒィヒィ言いながら食べる、9課らしい8周年でした。
部外者に温かく支えられ、引き続き「資金調達なし・受託なし・自社サービスのみ」の好き勝手ブートストラップ型経営でありながら、前年度も無事駆け抜けましたことに強く感謝…!👏👏👏
というわけで、今回も8期目の1年をざっくり振り返っていきます👀
既存事業は想定通り安定期へ⤴️ ここからが本番なり。
メイン事業である Biiino(ビーノ) は、早いものでリリースから4年目を迎えることに。
当初の予想通りそろそろ安定期に入り、堅実成長の着地となりました。
技術進化の早い昨今、SaaSの寿命はそう長くなかったりもするので、安定期に入った4年目のここからが第二の本番!
9期は外部要因の影響も多々受けそうな気配があるので、改めて気合を入れ直してゆきたいと思います😤
有料継続率98.5%(CR1.5%)と非常に好意的な状態を維持
こちらも前期に比べると-0.2%ダウンとはなりましたが、フリープラン無しのモデルとしては引き続き高い継続率を維持することができました。
また、CVRは平均87%程度となり、前年・前々年に続いて友人・知人からの紹介経由が多く、導入のお声(レビュー)などから伝わる、既存ユーザーからの好評価が引き続きモチベーションを支えてくれています。
開発に追われ、疲れ果てた心にユーザーの優しい声が沁みるのよ〜〜〜
計4,000社以上をCS2人でカバーする見事な力技
また、恐ろしいことに9課では4,000社以上のご利用ショップ様を2人のCS(カスタマーサポート)で回しています。(なんなら産休で今は1人…)
その秘訣として、独自の徹底したユーザー自己解決率を高める取り組みがあるのですが、CSチームの奮闘により日々4,000以上のアカウントが動いているにも関わらず、平均問い合わせ数は1日電話:5件、メール:3〜4件という超低ボリュームまで抑えることができました👏
しかし、前期の最後3ヶ月は大規模改修の影響もあり若干問い合わせ数も増加し、さすがに抑えきれる上限が見えてきたかな〜という気配も…(充分ではあるのですが)。
現在はここでのノウハウを活かしてサービス作ろうぜ!ってことで、次に書く新規事業へと取り掛かっています。
新規事業はαリリース目前!(鈍亀スピードを反省…🐢
しかしながら新規事業の進まないこと進まないこと!🤮🤮🤮
これを書いている10月時点でなんとかかんとかα版開発は90%ほど完了したので、あとはリリースにあたってどこまで作り込むか…🤔
数年前ならば60%の荒削りな完成度でガガガッとリリースしてきましたが、最近のSaaSを見ていると戦略が変わりつつあるというか、ユーザーがハイレベルなUIに慣れ親しみ過ぎて下手なαを出すことにリスクすら感じてしまう今日此の頃です。
9課の最初の柱事業である SUMAOU! なんかはニッチなブルーオーシャンを上手く突けたプロダクトだったので60%クオリティでの戦略が取れましたが、次の新規事業は方向性的にもちょーっと難しそう。
ますますSaaSのレッドオーシャンが広がる中で、「あのサービスもリリース時は酷かったんだよ〜w」で生き残れるプロダクトは減りつつあるのかも知れませんね。
副業人材が飛び、まさかのメンバーが参画す👼
新規事業が遅延した原因の30%ぐらいはここにある…
副業人材の確保…から1ヶ月での音信不通(マジカヨ)💀
今年の初め頃、「このままでは新規事業開発にいつまでも着手できない!」ということで、とあるサービスを使い副業エンジニアの採用を行ったのですが、まさかの約1ヶ月ほどで音信不通に🪦
本業のオフショア開発会社が納期遅延で炎上🔥し、一時的にヘルプに入るといった理由で徐々に返信が遅れ、たった1ヶ月の間でフワ〜〜っと消えてゆかれました。(幻だった…?)
同サービスを使っていた知り合いにも「副業人材は割と飛ぶ(経験済み)」と言われましたが、こんなことしてちゃ副業も広がらんわな〜😮💨😮💨😮💨
おちょくられながらも無事素敵エンジニア参画
結局、それ以降某副業サービスはスキルマッチする層がいないことからも募集を一時停止していましたが、契約が終了する最後の1週間、それまで停止していた募集を無駄に再開。
すると創業以来しばらくの間、9課を登記場所として利用していた女(2)であるWaffleのアイビーこと田中氏より「良い人がいるんですけど〜」とまさかの連絡があり、トントン拍子で紹介エンジニアさんとご一緒させていただくことに…!
いや〜ほんとこういうのは運命の流れがありますね。
というか、旦那じゃねーか!!笑
ただ、面談で無事話がまとまった最後、彼がおもむろに真面目な顔で一言。
「最後にちょっとお伝えしなきゃいけないことがありまして。。。」
「僕、田中の夫なんですよねwww」
「やっぱり最後に明かすのが一番面白いよねって言ってて🤭」
や、やられたーーー!!まさか旦那と二人がかりで騙してくるとは!
てか私が真剣に面談してるときにずっとそんなことを考えていたのか…!!!
今思うと、こんなおちょくり混じりのメンバー参画ある?!って感じですが、もはやこの採用の感じも9課らしくていいですよね。笑
なお、想像通りの仕事っぷりで現在もゴリゴリ即戦力としてお手伝いいただいています👏
昨年に続き業績ボーナスは過去最高額へ💰
9課では通常ボーナスとは別に追加で支払われる『業績ボーナス』制度があります。
営業利益の一定%を業績ボーナスとしてメンバー各自に還元することで、自分達が稼いだ収益/組織への貢献をリアルに感じてもらうための仕組みです。
前期はそろそろ第2事業の成長率も落ち着く見通しを前々から伝えていたこともあり、結果として大手企業の2倍以上のボーナス額💰はメンバーも想定外だったようで場がざわめきました。
(…どちらかというとシュールなAI動画にざわめいていた気がしなくもない)
「来年は支出も増えるのでこうはいかないよ!まじで!」と釘を差しつつ、このボーナス額が当然と胸を張れるような働きを全員でしてゆきたいね、という話をしました。
ベンチャー=やりがい搾取じゃないと知ってほしい
もはや毎年振り返り記事に書いているのですが、私がわざわざ「ボーナス額がどうの〜」といやらしい話をするのには、世の中のベンチャー企業に対する良く言えば清貧、悪く言えばやりがい搾取といったマイナスイメージを少しでも払拭したいからという理由があります。
なお、敢えていやらしく数字を匂わせましたのは、資金調達せず、キラキラスタートアップ道から一歩引いている私達のような組織(いわゆるベンチャー的な)でもちゃんとリターンはあるんだよ、と伝えたかったからです。
https://section9.co.jp/news/6-anniversary/
SNSを眺めていると、ベンチャー=ブラック企業といったイメージを持つ方もまだまだ多い(もちろん事実の側面も)ようですが、引き続き9課ではハイレベルな意識を求めつつ、やりがいと報酬による還元もきっちりなされる少人数精鋭ベンチャーを運営していきたいと思います。
安部が『特定非営利活動法人Waffle』の理事に就任🥸
上述の私をおちょくりつつエンジニア採用に協力してくれた Sayaka Ivy Tanaka が立ち上げた、テクノロジー分野のジェンダーギャップ解消を目的とするWaffleの理事に縁あって就任しました。
Waffleは、女子中高生へより多くのIT・STEM教育の機会を提供します。 現在、IT業界における女性技術者の割合は15%以下。 また、日本のSTEM分野(理系分野)の学部の男女比はOECDワースト2位です。 大学時ですでに男女比が偏っている現状を変えるべく、私たちは中高生の段階から技術とふれあう機会を提供し、進路に関わるエンパワメントを行います。 Waffleは、このような活動を通じて、性差でなく能力や人として女性が尊重される社会を目指しています。
私自身、新卒時代からベンチャーで働くことを好み、そこで得た知見(や不満)を9課に活かして「小さなチーム、大きな仕事」をモットーとした少人数精鋭組織を作ってきたので、Waffleの現在のフェーズとして強固なチームで基盤を固めるという部分には多少役に立てるのかなと思っています。
ただ、あまり長々と理事ポジを継続すべきでもないと(勝手に)思っているので、やるべきことを終えたら次の人にさっさかバトンタッチしてゆく所存🤝
助成金 約500万円の獲得💰
2023年も通算3度目となる「新製品・新技術開発助成金」の交付決定をいただきました🥳
約1,000万弱の助成額が認められ、その1/2である500万円が補助交付となります。あざーす!
有名なものづくり補助金よりも助成額は劣るものの、我々SaaS、ソフトウェア開発者などにとって最重要である人件費が助成対象となる数少ない助成金です。
公社さんからのヒアリングやアンケートの度に「人件費が〜」「人件費を〜」と呪詛のように伝え続けてきた私も1ミリぐらいは貢献できたのか、最近人件費の上限が500万→1,000万と大幅に改善されました。
交付のための資料準備や交付後の経過対応も比較的労力の要らない助成金となるので、個人的には費用対効果が高くオススメ👍
どうせ事業作るならセットで助成金・補助金をGETしつつ、完成した後はビジネスコンテストに出して賞金を稼ぐ…のが9課流です。笑
9課初のご出産&育休イベント👶🏻
9課最年少のCSメンバー(27歳)がめでたく第二子をご懐妊!
少人数チームかつ半数が他県のフリーランスで構成される9課としては初の出産による産休・育休イベント🎉ということで、この機に当該メンバーに協力してもらいつつ育休制度&慶弔見舞金規定を明確化しました。
ドキュメントもしっかり整えたし、これで次に誰が産んでも大丈夫だ!!(残りはみんなアラフォーだけど)
ついに9課が「多目的スペース」と呼ばれ始める🙄
部外者の誕生日を祝ったり、平日昼間に突如鍋会が始まったり、全力でケーキを手作りをしたり、他人が突然昼寝しにきたり………
そんなことを繰り返しているうちに誰が言ったか2023年、ついに株式会社9課は「多目的スペース」の名を頂戴しました。
この名に胡座をかくことなく、より一層高みを目指し、来年は「多目的ホール」を目指したいと思います。
振り返りまとめ
目先の多忙に追われ、ちっとも面白いことができていない1年!😭
アクが強すぎてなんだか色濃い一年に見えますが、大事なことはちっとも進んでいません!!(ドヤァ)
組織としては引き続き増収増益となりましたものの、既存事業の大規模改修など「目先のやらねばならない仕事」に追われ、新規事業のαリリースなど9課らしい新しい取り組みや面白い動きがほとんどできない不完全燃焼な1年でした。。。
外部資本を一切入れない、こだわりの少人数精鋭ブートストラップ型組織として今後も自由に活動を続けてゆくためにも、この前期の反省を活かし、今期こそ新しい取り組みを進めてゆきます。絶対!
以上、さらだばー🥗
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株式会社9課 会社案内スライド
なんとなく来年には増資しよっかな〜と思ってる。というメモ📝